第1夜 ギリシャ神話 その7
ペルセウスとメドゥーサ、攻略法が完全にゲーム
父ちゃんが黄金の雨になって監禁部屋に侵入。そこから生まれた息子が、見たら即石になる怪物の首を刈って、帰り道で普通に武器として使う話。ギリシャ神話、初手から飲み会で誰かが箸を置く濃さ。
出生がもう事故








無理ゲーの発注







準備こそ英雄









討伐本番







首がチート武器で、返品がきれいすぎる










暗記用
これだけ覚えたら、教養人の顔で会話に入れるフレーズ
口に出す時は、言葉と読みをセットで覚えると強い。
メドゥーサ(めどぅーさ)
見た者を石にする怪物。名前だけで強い。
ペルセウス(ぺるせうす)
鏡の盾でメドゥーサを倒す英雄。攻略法込みで覚えると話せる。
鏡の盾(かがみのたて)
直視せず反射で勝つ道具。真正面から殴らない知恵の象徴。
アンドロメダ(あんどろめだ)
ペルセウスに救われる王女。星座トークにもつながる。
よくある質問
- Q. ペルセウスって誰?
- A. ゼウスとダナエの子。メドゥーサの首を直視せずに斬り、アンドロメダを助け、母を狙ったポリュデクテス王を石にした英雄。
- Q. ゼウスはなんで黄金の雨になったの?
- A. ダナエが父アクリシオス王に青銅の部屋へ閉じ込められていたから。ゼウスは金色の雨になって部屋に入り、ダナエとセックスしてペルセウスが生まれた。
- Q. メドゥーサを見るとどうなる?
- A. 視線を受けた相手が石になる。だからペルセウスは顔を直接見ず、アテナの磨いた盾に映して位置を取り、首を斬った。
- Q. ゴルゴン三姉妹って何?
- A. ステンノ、エウリュアレ、メドゥーサの怪物三姉妹。ステンノとエウリュアレは不死で殺せない。メドゥーサだけが死ねる存在だから、討伐対象になった。
- Q. メドゥーサの首は最後どうなった?
- A. ペルセウスがポリュデクテスたちを石にしたあと、アテナへ渡した。アテナはその首を自分のアイギス、つまり盾や胸当てに付けた。
次に読む
神々まとめて実刑コース
- 刑法177条同意のない性交等を処罰する規定(不同意性交等)。
- 刑法199条人を殺した者に科される罪の規定(殺人)。
- 刑法203条殺人など一定の罪について、未遂の段階でも処罰しうることを定める規定。
- 刑法204条人の身体を傷害した者を処罰する規定(傷害)。
- 刑法218条高齢者や幼児、病者などを保護する責任のある者が、その保護を怠り遺棄等を行う行為に関する規定。
- 刑法220条不法に人を捕らえ、または閉じ込める行為に関する規定(逮捕監禁)。
元になった物語の出来事に、現代日本の実在する法令を当てはめたらどの条文に触れうるか、という読み物としての見立てです。条文番号だけを並べています。
入試に出た
この作品が実際の大学・高校入試でどう問われたかを、出典を明記して紹介します。
- 中学入試(首都圏私立・国立中の理科)理科(天体・秋の星座)
出典: ペルセウスのアンドロメダ救出にまつわるエチオピア王家の星座群(アンドロメダ座・ペガスス座・カシオペヤ座など)
秋の夜空の図やスケッチを示し、ペガススの大四辺形(秋の四辺形)を手がかりに、アンドロメダ座・ペガスス座・カシオペヤ座などの名前と形、見える方角や時刻を答えさせる問題。これらの星座は姫アンドロメダ、母カシオペヤ、天馬ペガサス、英雄ペルセウスというギリシャ神話の登場人物がそのまま空に並んだもので、神話を背景に星座の位置関係を整理させる出し方になっている
答えの要点:目印は秋の南の空高くに見えるペガススの大四辺形(秋の四辺形)。四辺形の一つの角の星から北東へ星が連なる部分がアンドロメダ座で、その先に英雄ペルセウス座が続く。四辺形の北側、天の北極寄りにアルファベットのWの形に並ぶのがカシオペヤ座。秋の夜のはじめなら東から南の空に見える、と書ければ正解。星座が姫・母・天馬・英雄という神話の人物関係の順に並んでいる点を押さえるのがコツ。
- イギリスの中等教育修了試験(GCSE English Literature, AQA)英語文学(詩の読解・分析)
出典: キャロル・アン・ダフィーの詩「Medusa」(詩集『The World's Wife』所収、AQA詩集アンソロジーの収録作)
メドゥーサ自身を語り手に、夫の心変わりを疑う女性の嫉妬と変貌を一人称で描いた現代詩について、詩人がどのように嫉妬や力、変身を表現しているかを分析させる問題。神話のメドゥーサ像を踏まえつつ、自由詩の形式、比喩、語りの視点、主題を読み解かせる出題になっている
答えの要点:核心は、語り手がメドゥーサ自身で、愛する男の心変わりを疑う嫉妬から、自分の体が冷たく醜く変わり、見るものを石に変えてしまう怪物へと変貌していく心情を描いている、と読み取ること。神話では退治される側だった怪物を、裏切られて傷つき老いていく一人の女性の側から語り直す視点の反転がポイント。髪が蛇になる、息で生き物が石になるといった比喩が、嫉妬と老い、失われていく愛と力を表すこと、不規則な自由詩の形が感情の揺れを映していることを指摘できれば良い。
腕試し(オリジナル問題)
過去問の丸写しではなく、この記事のために作った自作の練習問題です。腕試しにどうぞ。
問1ペルセウスはメドゥーサを直視せずに首を斬った。(1)直視を避けるために使った道具と方法を答えよ。(2)ゴルゴン三姉妹のうち、ペルセウスがメドゥーサだけを討伐対象にできた理由を、三姉妹の性質の違いから説明せよ。
問2ペルセウスはメドゥーサ討伐の前に、神々や精霊から情報と装備をそろえた。(1)居場所を聞き出すために交渉した、目と歯を共有する老婆の三姉妹の名を答えよ。(2)ニンフたちから得た三つの道具を挙げ、それぞれの役割を述べよ。
問3帰路でペルセウスは、海の怪物に生け贄として岩につながれた王女を救う。(1)助けられた王女の名と、彼女の両親である王・王妃の名を答えよ。(2)この救出劇の登場人物が、ある季節の夜空で星座の一群として並んでいる。何の季節の星座か答えよ。