第3夜 徒然草 その7
友とするにわろき者。兼好の辛口・友達論
友達論だと思って開いたら、兼好法師がいきなり「友達にしたら危ないやつ七連発」始めてくる。優しいとか趣味合うとか一切見ない。こいつといると生活が壊れるか、そこだけ見てる。友情ポエムかと思ったら、クソ危険な人間関係の避難訓練www
友達論の開幕が危険人物リスト






高すぎる人、若すぎる人、強すぎる人







酒好き、武人、嘘つきは場を壊す











ラスボスは欲深い人











よき友三つが現金すぎる









暗記用
これだけ覚えたら、教養人の顔で会話に入れるフレーズ
口に出す時は、言葉と読みをセットで覚えると強い。
友とするにわろき者(ともとするにわろきもの)
友達にしない方がいい人リスト。八百年前なのに今も刺さる。
よき友三つあり(よきともみつあり)
良い友達の条件を短く言える便利フレーズ。
物くるる友(ものくるるとも)
物をくれる友。兼好がちゃんと現実的で笑えるところ。
人間関係の目利き(にんげんかんけいのめきき)
徒然草を現代の飲み会に持ってくる時のまとめ方。
よくある質問
- Q. 徒然草117話目の悪い友って何?
- A. 兼好法師が友達にすると危ないとした七種類。身分が高すぎる人、若い人、体が強すぎる人、酒好き、血気盛んな武人、嘘つき、欲深い人。
- Q. よき友三つって何?
- A. 物をくれる友、医師、知恵ある友。生活、体、判断を助ける友が強いって発想。
- Q. 兼好の友達論は何が面白い?
- A. 友情を美談にせず、こいつといると暮らしが守れるかで見てるところ。七百年くらい前なのに、酒、嘘、欲、人脈利用が今の飲み会にも刺さる。
- Q. 論語との違いは?
- A. 孔子は正直、誠実、物知りみたいに人柄で良い友を見た。兼好は物、治療、助言みたいに、自分の生活をどう助けるかで見た。
次に読む
辛口の友達論、口は悪いが罪はない
元になった物語の出来事に、現代日本の実在する法令を当てはめたらどの条文に触れうるか、という読み物としての見立てです。条文番号だけを並べています。
腕試し(オリジナル問題)
過去問の丸写しではなく、この記事のために作った自作の練習問題です。腕試しにどうぞ。
問1第百十七段で兼好が挙げる「友とするにわろき者」七つは、性格の善悪そのものよりも、その相手と付き合うと自分の生活がどうなるかという観点で選ばれている。「高くやんごとなき人」「酒を好む人」「欲深き人」の三つを例に、それぞれと友になると付き合う側にどんな負担が生じるかを説明し、兼好の友選びの基準が倫理的というより実生活的である点を百五十字程度でまとめよ。
問2兼好は「よき友三つ」の筆頭に「物くるる友」を、二つ目に「医師」を置き、精神的な友をいちばん最後の「智恵ある友」に回している。情の深い友や心を分かち合う友を先に挙げないこの順序から、兼好が友情に何を求めていたと読み取れるか。あなたの考えを百二十字程度で述べよ。
問3第百十七段の「よき友三つ」「友とするにわろき者」という発想は、『論語』季氏篇の「益者三友、損者三友」(有益な友三種と有害な友三種を説く孔子の言葉)を踏まえているとされる。孔子が「正直・誠実・博識」を益友、「うわべ・へつらい・口先」を損友としたのに対し、兼好の良き友は「物くるる友・医師・智恵ある友」である。両者の友の基準にどんな違いがあるかを比較し、八十字程度で説明せよ。