第2夜 源氏物語 その3
藤壺との密通。父の妻とセックスしてできた子が天皇になる
源氏物語、香りと和歌の顔して初手から血筋事故。光源氏は父ちゃんの妻に惚れる。しかもその妻、死んだ母ちゃんにそっくり。で、セックスする。できた子が父ちゃんの子って顔で育って、あとで天皇になる。恋愛じゃない。家族と欲と権力を同じ鍋で煮たやつ。
父の妻で母そっくり、配置がもう事故









止まれよ光源氏、そこでなぜ行く











できた子が天皇になるの、火力が異常











千年残る理由、欲望の味が濃すぎる












暗記用
これだけ覚えたら、教養人の顔で会話に入れるフレーズ
口に出す時は、言葉と読みをセットで覚えると強い。
藤壺(ふじつぼ)
亡き母に似た父帝の妻。源氏物語最大の秘密の中心。
密通(みっつう)
表に出せない関係。源氏物語の政治爆弾。
冷泉帝(れいぜいてい)
藤壺が産んだ子。血筋の秘密が国家レベルになる。
禁忌(きんき)
触れてはいけない線。源氏物語ではそこを踏むから話が動く。
よくある質問
- Q. 藤壺って誰?
- A. 桐壺帝の妻で、光源氏から見ると父の妻。亡くなった母の桐壺更衣にそっくりで、光源氏が危ないくらい執着する相手。
- Q. 光源氏と藤壺の子は誰?
- A. 表向きには桐壺帝の子として育つ子。のちに冷泉帝として天皇になる。
- Q. 冷泉帝の本当の父は誰?
- A. 物語上の実父は光源氏。ただし世間では桐壺帝の子として扱われ、そのまま即位する。
- Q. 藤壺との関係はなぜ重要なの?
- A. 父への裏切り、母への執着、セックス、妊娠、出生の秘密、天皇の血筋が全部つながるから。ただの恋愛ではなく、王権の血筋までねじれる話になる。
次に読む
父の妻と深い仲になり隠し子を世継ぎに
- 刑法157条虚偽の申立てによって公正証書の原本などに事実でない記載をさせる行為に関する規定。
- 刑法158条偽造された公文書や事実でない記載のある公正証書原本などを行使する行為に関する規定。
- 民法709条故意または過失によって他人の権利を侵害した者に損害賠償責任を負わせる規定(不法行為)。
元になった物語の出来事に、現代日本の実在する法令を当てはめたらどの条文に触れうるか、という読み物としての見立てです。条文番号だけを並べています。
入試に出た
この作品が実際の大学・高校入試でどう問われたかを、出典を明記して紹介します。
- 大学入試センター試験 追試験 国語1999古文
出典: 源氏物語 薄雲巻
藤壺の死後、冷泉帝が、実の父は桐壺帝ではなく光源氏だと夜居の僧都から知らされて思い悩む場面。帝の心情と、それを受けた光源氏の様子をどう読み取るかが中心。まさにこの記事が扱う出生の秘密がそのまま題材になっている。
答えの要点:正解の核心は人物関係を取り違えないこと。冷泉帝は光源氏と藤壺の子で、表向きは桐壺帝の皇子として育ち即位している。秘密を知った帝の心情は、父と信じてきた桐壺帝への思いと、実父である光源氏への複雑な感情、さらに本来は入るはずのない血で帝位にある自分への動揺と罪の意識が入り混じったもの、と捉える。光源氏側は、秘密が帝に伝わったことへの恐れと、帝に対する遠慮や畏れを抱いていると読む。つまり血のつながりの真実を知った帝の罪悪感と動揺を、この親子関係を前提に説明できれば正解になる。
- 大学入試センター試験 本試験 国語2014古文
出典: 源氏物語 夕霧巻
夕霧が落葉宮に心を移したことに傷つき、妻の雲居雁が子を連れて実家へ戻ろうとする場面。誰の動作・心情かを取り違えないことと、夫婦のすれ違いをどう読むかが問われた。藤壺の段とは別の巻だが、同じ源氏物語からの出題例。
答えの要点:押さえるべき人物関係は、夕霧が光源氏の息子、雲居雁がその正妻ということ。正解の中心は、雲居雁が夫の心変わりへの嫉妬と傷心から家を出ようとしている、その心情を読むこと。落葉宮へ気持ちを移した夕霧への怒りと寂しさ、長年連れ添った妻としての自負が揺らぐ悔しさを、敬語と文脈から主語を補いつつ説明できれば正解になる。
- 東京大学 前期 国語2017古文 第二問
出典: 源氏物語 真木柱巻
玉鬘をめぐる人物の心情と行動の意図を読む、現代語訳と説明の問題。主語が省かれて誰の動作か取りにくい本文として知られ、源氏物語が難関大でも繰り返し出題される代表例。
答えの要点:正解の鍵は、まず誰の動作・心情かを文脈と敬語表現から特定して主語を補うこと。そのうえで、玉鬘を取り巻く人物それぞれの思惑(言い寄る側の期待、玉鬘自身の戸惑い、周囲の打算)を踏まえて現代語訳と説明をまとめる。敬語の高さで動作主を見分け、人物関係と感情の流れを矛盾なくつなげられれば正解になる。
腕試し(オリジナル問題)
過去問の丸写しではなく、この記事のために作った自作の練習問題です。腕試しにどうぞ。
問1光源氏と藤壺の子(後の冷泉帝)が即位することは、ただの不倫の発覚以上に重い問題をはらむ。それはなぜか。皇位継承という観点を踏まえて説明せよ。
問2冷泉帝が自らの出生の秘密を知らされる巻の名と、それを伝えた人物の立場を答えよ。
問3藤壺が、光源氏の求愛を強く拒みながらも内心では激しく揺れていたと考えられる理由を、彼女の置かれた立場から説明せよ。