第4夜 論語 その7
その7:論語の名言、全部現代の飲み会で刺さる
論語の名言って、壁に貼ると急につまらなくなるんだよ。分かる。標語になると寝る。でも飲み会で「あの時の俺、完全にこれだったわ」って話すと、一気に刺さる。知ったかぶりした日、謝れなかった日、口だけのやつに騙された日。クソダサい反省会としての論語か。いけそう。
その1:過ちて改めざる。ミスより、直さない方が怖い

ユウマ
「過ちて改めざる、是を過ちと謂う」。ミスしたことより、直さないことが本当のミスだって話。

だいすけ
これは普通に刺さる。

ユウマ
孔子って、失敗するなとは言ってないんだよ。直せと言ってる。ミスより、ミスを抱えて知らん顔する方がクソだと言ってる。ここがかなり現実的。

あおい
失敗禁止よりだいぶ人間に優しい。でも逃げる余地はない。
その2:知らないことを知らないと言えるか

ユウマ
「知るを知ると為し、知らざるを知らずと為す、是れ知るなり」。知ってることは知ってる、知らないことは知らないと言う。それが知るってこと。

だいすけ
知ったかぶりを焼きに来てる。

ユウマ
そう。孔子は、知らないことそのものより、知らないのに知ってる顔をする方を嫌う。

あおい
飲み会で専門家ぶって失敗した人に刺さるな。
その3:温故知新。昔の話を古臭いで捨てるな

ユウマ
「温故知新」。古いものを温めて、新しいことを知る。

だいすけ
これは有名。

ユウマ
大事なのは、古い話を丸暗記することじゃない。昔の失敗や型をもう一回見て、今の問題が見えるようになること。

あおい
古典を読む理由がちょっと分かった。

ユウマ
孔子自身も古い礼や文献を大事にした人だから、これは本人の姿勢そのものでもある。
その4:巧言令色。感じよさだけの人に気をつける

ユウマ
名言としては「巧言令色、鮮し仁」も強い。口がうまくて、表情だけ整えてる人には仁が少ない。

だいすけ
これ、今の社会に刺さりすぎる。

ユウマ
感じがいいこと自体は悪くない。でもそれが相手を動かすための包装だけなら、孔子は疑う。

あおい
孔子、営業スマイルの奥を見すぎ。
その5:学び続ける話は、根性論じゃなく逃げ道確保

ユウマ
論語には学びの言葉が多い。でもそれは、常に成長しろみたいな圧じゃないと思う。

だいすけ
違うの?

ユウマ
むしろ、失敗しても学び直せる場所を持て、って感じ。孔子自身が、政治で外しても学びと弟子の場所に戻ってくる。

あおい
それは優しい。逃げ場じゃなくて戻る場所か。
その6:論語の名言は、反省会で読むと強い

ユウマ
論語の名言って、成功者が上から言うとしんどい。でも失敗した日の反省会で読むと、めちゃくちゃ効く。

だいすけ
飲み会の二軒目で読む古典だな。

ユウマ
そう。ミスを直す。知らないと言う。古い話を学び直す。口先だけの人を疑う。全部、生活の中で使う言葉なんだよ。
暗記用
これだけ覚えたら、教養人の顔で会話に入れるフレーズ
口に出す時は、言葉と読みをセットで覚えると強い。
過ちて改めざる、これを過ちという(あやまちてあらためざる、これをあやまちという)
ミスより、直さないことが本当のミスという名言。
知るを知るとなし、知らざるを知らずとなす(しるをしるとなし、しらざるをしらずとなす)
知ったかぶりをしないための最強フレーズ。
温故知新(おんこちしん)
古いものを学んで新しい見方を得る。今でも使える四字熟語。
益者三友(えきしゃさんゆう)
付き合うと得るものがある三種類の友達。
よくある質問
- Q. 論語の名言は暗記だけでいい?
- A. 暗記だけだと浅い。どんな人間の失敗や態度を突いているかまで押さえると使える知識になる。
- Q. 一番覚えやすい名言は?
- A. 「過ちて改めざる、是を過ちと謂う」は意味が現代にも直結し、論語らしさも出る。
次に読む
もし現代でやったらコンプライアンス違反疑惑度★★★★★
ミスったら謝って直す、嘘つかない、人の嫌がることを言わない。良い大人の話で取り締まる所ゼロ
元になった物語の出来事に、現代日本の実在する法令を当てはめたらどの条文に触れうるか、という読み物としての見立てです。条文番号だけを並べています。
入試に出た
この作品が実際の大学・高校入試でどう問われたかを、出典を明記して紹介します。
- 大学入学共通テスト2025世界史探究
出典: 論語
世界史探究で、思想家の言葉や弟子との関係を読ませる設問が出ている。
答えの要点:論語は丸暗記より、「誰が、どんな場面で、何に怒った言葉か」を押さえると強い。
腕試し(オリジナル問題)
過去問の丸写しではなく、この記事のために作った自作の練習問題です。腕試しにどうぞ。
問1論語の名言を入試で説明する時の注意は?